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老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)

老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

最近「何か気になった人」のtwitter/BLOG/noteなどなど、開始当時から現在まで残っているログ全部読むっていうことをやっている。

読みすぎて「twitter3年分か…楽だなとか」「10年分ならある程度流し読んでいこう」とか思うようになった。年単位で読むことについてはもう疑問を覚えないように…

 

気になったっ何かていうのは、考え方面白いなとか、作ってるものが好きだなとか、全力バリバリ風で全然自分と違うなっていう今の姿についてで、「何がいつからこの人をそうたらしめたのか」「何を考えて生きてきたのか」「何かターニングポイントがあったのか」を知りたいっていうのが理由。思考の軌跡を追いたくてやってる。

で、読みまくってるうちにめちゃめちゃ人となりが好きだなって人と、すごい人っぽいんだけど思考追うのめっちゃしんどいっていう人、共感できる人とできない人に分かれるポイントに気づいた。

 こういう本がありまして

内向型を強みにする

内向型を強みにする

  • 発売日: 2013/06/16
  • メディア: Kindle
 

 人には「内向型」と「外向型」の気質があるとして、主に内向型の人にむけて書かれた本。

ざっくりまとめると

 

[内向型]

・ひとりでいるときに内からエネルギーを得る

・人と関わるとエネルギーを消費するので、一人で充電する必要がある

・大勢の人といると刺激過剰で消耗する

・深く考えることを好む。狭く深く、親密な少数の友達、集中、省エネルギー

 

[外向型]

・人と関わることで外からエネルギーを得る

・エネルギーを得るために人と交わる必要がある

・ひとりでいると孤独や疲労を感じる

・外部からの刺激を好む。広く浅く、大勢の友達、たくさんの経験、社交好き

 

こんな感じ。本にはもっと詳しく書いてあるのと、本の趣旨は「外向型が多数の社会で内向型はめちゃめちゃダメっぽく言われてきたけど、そんなことないんだよ」って内容なので根暗とか陰キャとかで悩んでる人は一度読んでみるといいかも。外交的/社交的が誉め言葉になる社会では相対的に内向的がネガティブな印象になるので、外交型⇔内向型じゃなくて発散型⇔蓄積型、体験型⇔思索型の方がしっくりくるな。

 

で、個々人のSNSログをずっと追った時に、好ましいなと思う人は内向型っぽくて、すごいんだけど近くにいたら自分がめっちゃしんどくなりそうっていう人は外向型っぽいので、つくづく自分は内向型なんだなと思ったのでした。

 

外向型っぽい人のSNS

・とにかく考えを思いついた時点で全部書く。それについてコメントもらってやりとりしたがる。ツイート数とリプがめちゃくちゃ多い。

・途中経過も全部アップする。

・進行中のやってることも匂わせつつ報告する(すごい魅力的な案件が3件進行中、さらに今月サービスを〇件リリース予定で、個人のアウトプット時間も欲しい!みたいな)

・結構センシティブな話題にも自分の考えでもって言及する(そしてたまにバズる。そしてクソリプにもちゃんと反応)

・ネット上の面識ない人にも気軽に尋ねる(それどこで買ったの、それ何使ってるの)

・オフ会、飲み会、BBQが好きで主催もする。パーティー開催の事後報告とアフター褒めタイム(〇〇さんとランチ会しました!めちゃくちゃ美人!みたいな)

・アウトプットが誰かの役にたちますように的なスタンス

・ソーシャルバタフライ(明暗の意味で)

 

内向型っぽい人のSNS

・自分の中で一通り考えて完結したことを書く。やりとりは知り合いか親しい人くらい。

・結果だけアップする。

・進行中は悔いてる(時間がない…もっとうまい方法が…みたいな)

・センシティブな話題は調べてから、第三者の立場をふまえて言及する。

・知らない人から質問されて回答する側のコストを思いやって、自分から質問するのを遠慮する。

・交流の主より傍観者でいたい、交流の場を設定したり輪をつくったりは自分からはしない。向こうから来れば応える。考えや成果物を褒める。容姿に言及するのは良しとしない。

・アウトプットは自分録で、誰かが気に入ったらどうぞなスタンス

・ソーシャルなくてもやっていける

 

自分は内向型っぽい人の書く文章が好き。なんだろう、その人だけの世界が強固にある感じや、行間に何かが滲んでいるような雰囲気、底の知れなさに惹きつけられるんだろうか。もっと知りたいと思ってしまう。

 

外向型っぽい人のふるまいもタイプは違うけどいいなと思う面もあって、思考の過程を全部出すことで感じられる親密感や、所属や顔などの個人情報を出すことで現実の仕事に繋がりやすいことや、アウトプットすることの敷居の低さや、自分を基準にできるゆらがなさ(世の中にもっとできる人がいることで無力感を感じたり凹んだりしない)、こういうのは利点だと思うので取り入れられるなら取り入れたい、無理ない範囲で…

 

ところで度々取りざたされる音声メディア、いろんなのが出てるけど基本的に外向型向きだと思ってる。とにかく人に会いまくりたくてリアルタイムな会話を好む人向け。特に今clubhouseにハマってるのは自粛で人と会えなくなってエネルギーの足りなくなった外向型(交流パーティーみたいと聞いて沸き立つタイプ)、相変わらずじっくり向き合える文字メディアが居心地いいのは内向型(交流パーティーと聞いて顔を青ざめさせるタイプ)なので結局clubhouseとtwitterのどっちがつぶれるとかじゃなく、単に棲み分けか共生がなされるんじゃないかな。

どのSNSを好ましく感じるかは気質の違いだと思ってるので、今後twitterは時代遅れ!ナウいのは音声!文章は死ぬ!とか言われるようになったらチベスナ化する。

 

ちなみにめちゃくちゃ好みのものを作りまくってるけどほぼSNSに居ない(ポートフォリオだけある)人もいる。裏アカとかあるのかな?気になる、気になる、何を考えてるのか気になるーーー